排水槽内無人化清掃(MTC工法)
「排水槽清掃」革命 ― 排水槽内に人を入れない清掃工法 ―
「排水槽清掃」は、ビル管理法上6か月に1回の清掃が義務付けられており(東京都条例では4ヶ月に1回)、都市の衛生環境を保つ上で必要不可欠なメンテナンス業務であるにもかかわらず、ビル管理の黎明期から現在に至るまで未だに前近代的な人力作業で行われています。地下のマンホールから汚水などが溜まったピット内に作業員が直接入って清掃作業を行うため、清掃従事者は常に不衛生な作業環境のみならず、酸素欠乏や有毒ガス中毒による労災事故や感染症のリスクにも晒されている状態です。
この現状を改善するため、弊社は高圧洗浄と伸縮自在の洗浄アームなどの専用機材により排水槽内での作業を無人化する「MTC工法」(メカニカル・タンク・クリーニング工法)を考案し(特許取得済)、現在サービス開始に向けてリリース準備を進めております。
従来の工法
排水槽内に作業員が入槽し、散水ホースやブラシ等で槽内を人力で清掃します。
排水槽内は酸素欠乏や硫化水素中毒などの恐れがあるため、ガス検知器で槽内の状態をモニターし、必要により換気設備や送気マスクなどを用いながら作業を行います。
MTC工法
排水槽のマンホール上から伸縮自在の洗浄アームを操作して排水槽内を高圧洗浄し、汚水の吸引処理を行います。
従来の工法のように排水槽内に作業員が入槽して清掃を行う必要がないため、昇降時の転落や酸素欠乏などの労災リスクを大幅に低減し、安全かつ効率的に清掃作業を実施できます。
更に温水による洗浄をオプションに加えることで従来はケレン棒などで削り落とす作業が必要だった厨房排水槽などの固着した油脂汚れも温水+高圧洗浄のパワーで溶解し、スピーディーかつ効果的に槽内を洗浄することが可能です。
東京ビッグサイトにて洗浄総合展に出展
展示会場に模擬水槽を設置し、伸縮自在アームなどの洗浄機材を使用して「MTC工法」による排水槽清掃のデモンストレーションを行いました。